ルワンダ訪問ツアー近況報告

皆様、こんにちは。

3月末にツアーの延期を発表しましてから約2ヶ月が経過しようとしております。

そこで、ルワンダの現状を改めてご報告させていただくと同時に、今後の可能性に関してこちらでご共有させていただければと思います。

まだツアーの開催のはっきりとした日程に関してはご提示できませんが、ルワンダでの訪問やビジネスなど、国内居住者以外の外国人の受け入れが再開された時点で、また、日本政府の指導などを加味し、改めて日程に関するご案内をさせていただければと思います。


ルワンダの現状

  1. コロナウィルスの影響(5月20日現在)
    1. 発症件数:308件
    2. 回復件数:209件
    3. 死者数:0
  1. ロックダウンの部分的解除
    (ルワンダ保健省のサイトにて英語で詳しく読みたい方はこちらから
    5月4日に全面的なロックダウンを終了し、ビジネス面では最低限の関係者の通勤、一般生活では外出に制限時間、外食産業では営業に制限時間を設けて、そして、県などを跨いだ移動にも同様に制限を設けてロックダウンを部分的に解除が解除されました。

一般生活面での影響と現状
不要の外出を控えることを奨励しつつ、またマスクの着用など最低限の対策をすることを奨めたうえで、午後8時〜明朝5時までの移動・外出を禁止し、それまでの外出を認めました。

ビジネス面での影響と現状
現在は、50%の稼働を認めており、職場への出勤なども、マスクを職場で準備し職員に提供することなど、最低限の対策を講じることで、50%の人員の通勤を認めるなどされました。

飲食業
ホテル付きのレストランや市街のレストラン、全ての外食産業に対し、午後7時以降のサービスの提供を禁止しました。しかし、居酒屋やバーのような事業体に関しては営業を引き続き禁止しています。

集会の開催
(不特定多数が集うことが予想される、コンサートや宗教的な集会、冠婚葬祭も含む)
こちらは変わらず開催禁止となっています。結婚式関しては役所で行うものに関しては15人以下での開催、またお葬式に関しても同様少人数での行うことが可能です。

県などを跨いだ移動
輸送業に関してはこれが可能になりましたが、一般の移動に関しては、通勤以外での移動は禁止が続いています。したがって、外国人(自国政府が本国への帰還をアレンジした場合以外)のルワンダへの出入りもできない状態です。

ルワンダ政府の政策
4月末に、Economic Recovery Plan(May 2020 – December 2021)という公式文書を発行し、ロックダウンを導入したことで、GDPの60%の減少、付加価値税収入の46%の減少、また観光業や国際会議の開催による観光収入の増加に力を入れてきたことにより、それらが見込めなくなったことで約 $ 25 million(約27億円)の損失、そして観光業に次いでルワンダの重要な外貨獲得分野である、コーヒーや、ミネラルなどの輸出業にも影響が出、それぞれ19%、30.9%の減少がみられたと発表されました。

これらの経済的影響から、一般家庭への影響も懸念されたことから、ロックダウンを導入した段階で、社会的・経済的弱者とみなされる家庭に対して(コロナ影響前にそう認識されていた家庭と、ロックダウンや社会的距離の徹底によりそのカテゴリーに含まれることになる家庭を含む)、それぞれの状況に応じ、食料品や日常必需品の供給を行った。

また、国民の約70%が従事する農業においては、収穫の時期に入っていたこともあり、彼らに対し、作物を政府が買い取るなどすることで、彼らの収入を助けるだけでなく、収穫物のロスを最小限に食い止めるなどの対策を行った。

経済面に対しては、税金の支払い期限などの延長や、オンラインサービスへの移行の推奨などを導入することで、企業のキャッシュフローにおける課題の縮小化を計ると同時に、ルワンダ中央銀行からの各銀行への貸し出しメニューの増加、銀行の準備金の5%から4%への縮小することで、また、各銀行が所有している中央銀行の負債の買い戻しを行うことで、銀行が企業に貸し出しできる金額を蓄えさせ、市場におけるお金の回りを止めないなどの対策を発表した。

国際機関からの借款
特にニュースになっていたところでは、IMFから$109.4million(約117.7億円)、世界銀行から$14.25million(約15.3億円)を対コロナ対策資金として緊急資金を受けた。

ツアー再開に向けて

  1. 課題
    1. 航空費の高騰
      通常ルワンダまでの航空費は利用する航空会社によって変わってきますが、エチオピア航空では約10万円前後、カタール航空では約15万円前後が一般的な価格となってきました。
      現在、ルワンダへの出入りができないこともあり、6月の予約をしようとすると航路が出ないなどのメッセージが出てくることがあります。7月に関しては往復で約5万円前後価格上昇がみられます。
    2. 航路の変更
      価格の高騰と同時に、これまでよりも途中のトランジット回数が増えた航路を案内されることがあります。

      例)カタール航空
      通常のカタール航空
      日本→ドーハ(トランジット)→エンテベ(機内待機)→キガリ

      コロナ環境下のカタール航空
      日本→香港(orフィリピンなどの東南アジア諸国でのトランジット)→ドーハ(トランジット)→ケニア(トランジット)→キガリ

      というように、1回のトランジットから3回のトランジットへと移動時間が増えることが予測されるような航路を案内されます。
  1. 予測される再開日程
    詳細の日程はまだこちらとしても完全に予測できませんが、年内であれば11月以降年末にかけて、更に慎重にいくならば、来年の春以降(通常通り5月あたり)が一番可能性があるのではないかと考えています。

つきましては、先にも書きましたように、各国政府の指導を加味した上で、また参加者皆様の健康への影響を加味した上で、改めて日程を決定していきたいと考えています。

こちらのホームページにて引き続き情報を共有していきますので、ご確認いただけますと幸いです。

また、何かご相談やご質問の際は、お問い合わせフォームよりど連絡いただけますと幸いです。

長文にはなりましたが、最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。

皆様とルワンダを一緒に訪問できる時を楽しみにしております。



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