記事1:『Canon Central and North Africa partners with Yaba College of Technology in Nigeria to develop student talent for careers in the printing industry in Africa』

記事リンク:https://www.africanews.com/2019/04/01/canon-central-and-north-africa-partners-with-yaba-college-of-technology-in-nigeria-to-develop-student-talent-for-careers-in-the-printing-industry-in-africa/

 

内容と背景:

アフリカとの繋がりはビジネスあるいは援助と想像されがちですが、今回はキヤノンセントラルアンドノースアフリカのナイジェリアでの取り組みを。キヤノン社の「アフリカ地域における技術力向上と雇用創出をめざす『Miraishaプログラム』」を通して、ナイジェリアのYaba College of Technologyという高等教育機関と3年間のパートナーシップを結びました。そのパートナーシップでは印刷業での人材育成に取り組むことを計画しており、それを通して印刷業に進むことを考えている80名の学生を対象にトレーニングなどを提供するようです。約1週間と限定的な期間ではありますが、最新の技術とスキルをキヤノンの技術者らから学ぶ機会を得られる素晴らしい機会になりそうです。

 

この取り組みがさらにビジネスに繋がるかなど楽しみなことが多そうです。

 

記事2:『Africa Roundup: Jumia files for IPO, OneFi acquires Amplify, FlexClub expands in Mexico』

記事リンク:https://techcrunch.com/2019/04/04/africa-roundup-jumia-files-for-ipo-onefi-acquires-amplify-flexclub-expands-in-mexico/

 

内容と背景:

先週の記事の一つにナイジェリアのJumiaのニューヨーク証券取引所への上場手続き開始の記事をご紹介しましたが、ナイジェリア、南アフイrかの企業を中心としたアフリカの動きが活発化してきた。ニュースが出て以降でJumiaは1350万株の発行を発表し、その価格が13ドルから16ドルへと値上がりし、株式公開では2億1600万ドルの価値になると言われている。そしてそのうち5000万ドル分の通常株をマスターカードヨーロッパが購入を発表した。

この記事では、ナイジェリアの融資スタートアップであるOneFi社や南アフリカのFlexClub社などがアフリカ内にとどまらず、世界を舞台とした動きなどを紹介している。

投資先としてのアフリカのスタートアップだけでなく、ライバルとしてのアフリカのスタートアップとしても面白い動きがこれから多くなりそうだ。

 

記事3:『20 African startups selected for the UK’s Go Global Africa programme』

記事リンク:https://ventureburn.com/2019/03/go-global-africa-programme-20-startups/

 

内容と背景:

スタートアップ企業の技術やビジネススキルの向上、そしてイギリスのテクノロジーセクターとの繋がりを作ることを目的として開催されている「The Go Global Africa 2019」に向けてケニア(6社)、ナイジェリア(7社)、南アフリカ(7社)から20のスタートアップ企業が選出された。

2週間にかけて行われる当イベントでは、ワークショップやマーケットリーダーやインキュベーターなどを迎えたイノベーションセッションが行われるだけでなく、ロンドンにある技術者のコミュニティーを巻き込んでのネットワーキングセッションなども行われる。

選ばれたスタートアップには電子貯金プラットフォームや、農業生産の課題解決、送金プラットフォーム、医療系のソリューションを提供する企業など、多岐にわたっている。

 

記事4:『Ugandan e-commerce startup Xente expands to Nigeria』

記事リンク:http://disrupt-africa.com/2019/04/ugandan-e-commerce-startup-xente-expands-to-nigeria/

 

内容と背景:

ウガンダのe-コマース企業である、Xente社がナイジェリア市場に参入しました。今回のナイジェリア市場への参入は、ウガンダ以外では初めての外国市場への参入となる。ナイジェリアでは、通常提供しているサービスに加え、通話料・通信料の購入や光熱費などの支払いなど新たなサービスも提供される。このアフリカ大陸内のでアフリカの企業が投資、参入地域を増やしているのは、最近活発化してきたアフリカ大陸内の自由貿易や共通市場への動き、そして外国直接投資額の現象とアフリカ大陸内外国直接投資額が増加するなど、最近よく見られる動きだ。

アフリカの企業のさらなる成長でアフリカへの投資のライバルはさらに増えていきそうだ。

 

記事5:『10 Rwandan startups selected for Westerwelle entrepreneurship programme』

記事リンク:http://disrupt-africa.com/2019/04/10-rwandan-startups-selected-for-westerwelle-entrepreneurship-programme/

 

内容と背景:

昨年秋にキガリでオープンしたインキュベーションセンター、Westerwelle Startup Haus Kigali。その名からも想像できるように、ドイツのWesterwelle FoundationとEvonik Foundationが共同で運営している。そこでキガリで開催されたイベントの結果として、10社が選ばれ、彼らのビジネスモデルを持続可能なものとすべく、Westerweller Startup Hausの施設を半年間利用する権利と、そこで開催されるイベントやワークショップへの参加、そしてメンターシップの権利などが与えられる。

ここから大きく発展するビジネスが生まれるのが楽しみだ。

 

現在このようなイベント、あるいは機会がルワンダだけでなくアフリカ各地で行われている。

アフリカを訪問した際にはこのようなイベントに参加してみるのも楽しそうだ。

 

記事6:『UPS teams up with drone startup to deliver medical samples at North Carolina hospital』

記事リンク:https://www.healthcaredive.com/news/ups-teams-up-with-drone-startup-to-deliver-medical-samples-at-north-carolin/551487/

 

内容と背景:

アメリカの貨物運送会社として世界的に有名なUPS社。今回はノースカロライナ州の病院で医療サンプルをドローンで配達するサービスを始められるとか。

なぜこれがアフリカ、ルワンダと関係あるか?

 

皆さん、Zipline社をご存知でしょうか?彼らはサンフランシスコを拠点にしているのですが、2016年にルワンダにて、ドローンで医療用血液の配達の商業化を試しました。そして現在ではルワンダ国内でその範囲を拡大させただけでなく、ガーナでも同様のサービスを展開するまでに事業を拡大。そして今回はUPS社とパートナーシップを組み医療サンプルの配達サービスをアメリカで行うことに。

 

アフリカの多くの国ではまだまだ法整備などが完璧はない。そういう国で試験的に取り組みを始め、逆輸入のような形で、事務所の本拠地のある国で本格的に事業展開するということが起きています。

テストマーケットとして、そして事業の確立地としてアフリカを活用するのもビジネス展開をする上で一つの方法になりそうですね。

 

記事7:『Volkswagen is testing the future of its global ride-hailing business in Rwanda』

記事リンク:https://qz.com/africa/1586783/volkswagen-rwanda-to-introduce-electric-cars-in-ride-hailing-app/

 

内容と背景:

Volkswargen Rwandanのルワンダので自動車生産プラントの2018年6月の始業から約1年が経過し、今回のような記事がでました。工場では、年に5000台の自動車の生産が計画されている。それに加え、「共有」することが近年の一つのキーワードとなっているように、彼らも、「ride-hailing service」と表現される送迎サービスのテストをルワンダで始めるという話。そうすることで、自動車の生産だけでなく、生産後の活用までの一連の流れ、一連のバリューチェーンで活動することになる。昨年既に開始されたこのサービスでは、アプリケーション(Move)は1万4千ダウンロードがあり、70名のドライバーを現在は抱えている。

アプリの開発を地元企業が行うなど、雇用機会の創出にも貢献している。

 

合わせていくつかの記事もよんてみてください。

 

記事8:『ICT Expert advocates for more data centres in Africa』

記事リンク:https://www.newtimes.co.rw/news/ict-expert-advocates-more-data-centres-africa

 

内容と背景:

アフリカの多くの国でIT、ICTへの取り組みは加速しています。しかし、それに反して、実はあまり自前のデータセンターがない。アフリカ大陸全体のICTを通した知識基盤型経済の実現を先導する、Smart Africa SecretariatでChief Technology and Innovation Officerとして活躍するディディエ・ンクリキィンフラ氏は、アフリカにあるデータセンターは1パーセント程度であると話すと同時に、必要なインフラをアフリカ諸国が自ら作れるようになる必要性があるということ、そして、情報保護などの政策の整備の必要性の両側面から働きかけることの重要性を話した。

 

記事9:『AFRICAN BUSINESS LEADERS EXPRESS CONFIDENCE IN THE CONTINENT’S ECONOMY – DELOITTE SURVEY』

記事リンク:http://venturesafrica.com/african-ceos-share-insights-on-investments-innovation-in-first-deloitte-survey/

 

内容と背景:

デロイト社がアフリカで投資先として魅力的な国々のレポートを作成したという記事。キガリで開催されたAfrica CEO Forumで発表されたこのレポートでは実際にアフリカの様々なCEOらに調査を行なって作成されたものだ。この調査の結果、コートジボワール、ルワンダ、ケニア、エチオピア、南アフリカ、ガーナ、モロッコ、ナイジェリア、セネガル、チュニジアなどの国々が魅力的な投資先としてリストアップされた。CEOに行なった調査では、彼らが外国からの投資を待っているだけでなく、65%ものCEOらが自ら他のアフリカの国々への投資を考えていることが明らかとなった。この背景には、アフリカで進んでいるアフリカシングルマーケットなどがあると想像されると同時に、多くのCEO(81%)がこれの実現が好影響をもたらすと自信を持っているとも。しかし、魅力を伝えると同時に、課題もあげ、アフリカへの投資に関してレポートしている。

 

記事10:『Rwanda, Djibouti in Joint Venture to Develop 10 Hectares at SEZ』

記事リンク:https://allafrica.com/stories/201903290154.html

 

内容と背景:

キガリにある経済特区。そこには様々な企業が参入を決めていたり、検討していたりしている。そんな中、ルワンダとジブチとの間で面白いことが。

ジブチが国としてその経済特区に10ヘクタールの土地を得、開発を進める。2013年には逆にルワンダがジブチの港を開発するという取り決めをしているそうで。これは両国の経済特区の開発を担当している企業が設立する合弁企業が開発を行うとのこと。

面白い取り組みです。

 

合わせてこちらの記事も

https://www.trademarkea.com/news/rwanda-news/rwanda-djibouti-sign-park-development-mou/

 

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