みなさま、こんばんは。いかがお過ごしでしょうか。

本日はアフリカ大陸のデータセンターについて関連する記事を2つご紹介します。

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記事:『Africa Data Centers cleared to buy Standard Bank data centre』

記事リンク:https://mybroadband.co.za/news/cloud-hosting/350252-africa-data-centres-cleared-to-buy-standard-bank-data-centre.html

内容と背景:

各国の大手サービスプロバイダーが、南アフリカのデータセンターに進出を始めていることはご存知でしょうか。

例えば、Microsoft Azureは南アフリカに初のデータセンターを設立した大手企業(ケープタウン・ヨハネスブルグ)であり、アマゾンが運営するAmazon Web Service(AWS) もケープタウンにある3カ所でデータセンターの運用を開始しました。また、中国系通信機器メーカーであるHUAWEIも南アフリカに2つのデータセンターを設立する予定で、地元パートナーと協議中。という情報があります。

ビジネスの機会が増えつつある南アフリカの新しいリージョンに接続することで、国際的な新しい投資を加速させ、アフリカ全体でのクラウドおよびインターネット サービスへのアクセスを向上させます。(引用URL

このように、世界中から注目され始めているアフリカ地域へのインターネットサービスへの供給に大きな役割を果たすとされる南アフリカのデータセンターですが、

今回の記事では、アフリカデータセンターが、ヨハネスブルグ北部のサムランドにあるスタンダードバンクのデータセンターを購入することを競争審判所から承認を受けたことについて書かれている記事を共有しています。

アフリカのデータセンターは、2020年3月6日にデータセンターを購入するための承認を競争委員会に申請し、4月7日にその計画を発表しました。

これについて、アフリカデータセンターのCEOであるステファンデュプラズは、スタンダードバンクのデータセンターを「隠された宝石」と表現し、「私たちは、この隠された宝石をオープンアクセスベースで市場に開放し、現代のテクノロジー主導の組織がこの優れた施設から利益を得ることができるようにします。」とコメントしています。

アフリカデータセンターによると、Samrandの施設は、銀行のITシステムに最高レベルのセキュリティと信頼性を提供するために、最高品質のデータセンターとして設計されました。また、アフリカ大陸で最も権威のあるデータセンターとして広く見なされています。

このような南アフリカを初めてとしたアフリカ大陸でのデータセンターの普及によって、最新のテクノロジーがゆくゆくはアフリカ全土に広がっていくことが期待できそうです。

関連記事:

  1. 「Amazon launches data centre operations in South Africa」Link
  2. 「Amazon opens its first cloud data center in Africa」Link
  3. 「Amazon launches its first cloud data centres in Africa」Link
  4. 「Huawei set to open two data centers in South Africa」Link
  5. 「Huawei to build data centers in South Africa」Link


記事:『Africa’s Top Data Center Operator Invests $220 Million on Expansion』

記事リンク:

https://www.datacenterknowledge.com/business/africa-s-top-data-center-operator-invests-220-million-expansion

背景と内容:

これまでアフリカ大陸では大きな経済規模をもつケニア、ナイジェリア、南アフリカといった国々が主導する形でデジタル化が進んでいるとご紹介してきましたが、続いては南アフリカを中心としたアフリカ市場でのインターネットインフラに関する動きをご紹介します。

この度、アフリカ最大のデータセンターを保有する南アフリカのTeraco Data Environments Pty Ltd がCovid-19の影響をうけて高まるデータ需要に応えようと、アフリカ大陸にて40億ランド(2億2千万ドル)もの投資を行うと発表しました。

最高財務責任者であるJan Hnizdo氏の話によると、今後同社は現在保有しているヨハネスブルクの施設を拡大し、さらにケープタウンにて新たなデータセンターの建設を始めるようです。記事には、この計画はアフリカで金融サービスを提供しているAbsa Group Ltdからの資金調達、さらに未公開株式投資会社であるアメリカのBerkshire Partners LLCやイギリスにHQがあるPermira Holdings LLPなど株主からの資金提供のもと実施されると記載されています。

アフリカと中東でのクラウドやコネクティビティ市場に関する情報を提供しているXalam Analytics は、アフリカ大陸全体でインターネットアクセス率が向上し、企業がクラウドベースの技術を取り入れる傾向が強まっているため、データ需要は今後3倍の速度で高まるだろうと主張しています。さらにHnizdo氏は、今回のCovid-19は企業がリモートワークやコンテンツのストリーミングへの転換を行うきっかけをもたらし、デジタル化を加速させていると述べています。

南アフリカではMicrosoft社やHuawei社、またAmazon社が既にヨハネスブルクまたはケープタウンにデータセンターを設置しており、南アフリカはその洗練されたインフラと労働力故に、今後も大陸内の他地域へのサービス展開を行う上での良い拠点として期待が高まりそうです。

関連記事:

  1. 「Investors Prepare the Ground for Data Center Growth in East Africa」-Link
  2. 「Betting on Market Growth in Africa, Google Funds New Submarine Cable」-Link


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